業者選びの基本をはずしてしまった #2 ~防音工事 リフォーム業者とのトラブル~

防音工事(リフォーム)

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業者選びの基本中の基本: 複数の業者から相見積もりをとること。

業者さんを選ぶときには、必ずいくつか相見積もりをとるべきです。私はリフォームの工事についてはほぼ無知でしたが、そんな私でも、相見積もりをとっていればおかしな点に気づいていた可能性は高いと思うのです。

例えば、今回私がこの業者さんから受け取った見積もりはかなり大雑把で、「壁一式 ○○円、クロス一式 ○○円・・・」等しか書かれていませんでした。

本来見積書には、「工事項目」(どんな工事をするか)「仕様」(どの製品を使うか)「数量」(どの程度使うか)「金額」(どれくらい費用がかかるか)が書かれています。もし見積書にこの基本項目が含まれるべきことを知らなかったとしても、複数の業者さんの見積書を比較することによって、その見積書に必要な情報が記されているかどうか、気づくはずなのです。また、同じ施工内容なのに金額が大きく異なった場合などにも、その工事の正当性について考えるきっかけになります。

それでも不安な場合は、見積書を無料でチェックしてくれる公的機関がありますので、そこに依頼するのもひとつの手だと思います。

さて、通常防音工事というと、窓もその工事に含まれますが、私は窓だけはこの業者さんに依頼していません。ここに引っ越してくる前から、窓は二重窓にするつもりでいたので、前々からインターネット等で情報収集しており、業者さんもほぼ決めていたからです。

ほぼ決めていたにも関わらず、窓に関しては他に2社の見積もりをとっているんですよ。そして結果的に、最初に決めていた業者さんではなく、別の業者さんに依頼することにしたのでした。

窓の業者さんの相見積もりは取っているのに、なぜ窓以外の防音工事の業者さんについてはそうしなかったのか。

まず、もともと私には「防音工事はとにかく高い」という思い込みがありました。(思い込みではなく、実際高いんですけれどね) 友人のご主人が建設関係のお仕事をなさっていて、その系列のハウスメーカーの防音部門にお知り合いがいらっしゃるとかで、そこからも見積もりを取りましょうかと言ってくださったのに、「ハウスメーカーなんてきっとすごく高いに決まってる」と最初から諦めていました。今となっては、あの時見積もりを取っていれば、間違えずにすんだかもしれない、と悔やまれてなりません。

私が依頼した業者さんのHPには、他の業者より安いと書いてありました。今となっては、工事内容を考えると決して安くはありません。でもその時は、「防音工事は高い」という思い込みのために、別の業者さんに見積もりをとってもらって「すごく大きな金額」を見る勇気がなかったのかもしれません。本当ならば、大きな金額だからこそ相見積もりをとるべきなのに、私は何を考えていたのでしょうね。結果的に「安い」はずの業者さんに頼んでしまったばかりに、かえって多額な費用がかかってしまいました。その上、精神的な負担、生活の不自由さ等、大変な損害を被ることになってしまったのですから、皮肉なものです。

相見積もりを取らなかったもうひとつの理由は、とにかく防音工事を早く終えて、少しでも早くピアノを弾ける環境を整え、新しい生活を始めたかったからです。私が複数の業者さんに同時に見積もりを依頼していればよかったのですが、初めの一社に現地調査の依頼の電話をし、日時を設定して見積もりを出してもらうまでに1週間ほどかかったわけです。他の業者さんにも新たに見積もりをお願いすると、さらに時間がかかってしまう。少しでも早く工事を始めたい、その焦る気持ちが冷静さを奪い、その結果、深く考えることなしに契約を急いでしまったのでした。これもまた皮肉なことに、リフォーム完了までの時間が何倍にも、下手すると何十倍にも伸びてしまう結果となりました。焦りは判断を狂わせます。

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