事はじめ ~防音工事 リフォーム業者とのトラブル~

防音工事(リフォーム)

私どもは最近中古物件を購入し、ここ新しい土地へ引っ越してきました。ピアノを弾く私がこの家を選んだ理由はふたつ。ひとつは、この住宅街が景観条例とやらに基づいて土地の広さや土地の境界線から外壁までの距離などが定められているため、お隣さんとの距離がある程度確保されていること。もうひとつは、ピアノを置く予定のリビングルームがわりと広めであったこと。

お隣さんとの距離がある程度は確保されているものの、リビングルームの西側の壁はお隣のお宅のリビングルームに面しており、お隣さんの窓が開いていることも多い。また、北側にあるキッチンの窓や換気扇から抜けた音が、裏のお宅にもかなり聞こえるだろうと予想されましたので、やはり防音対策は必要だと考えました。

防音工事。私の周りにもピアノの部屋に防音工事を施した友人はたくさんいます。所謂「防音工事」は6畳で300万円。私の場合はリビングルーム29畳のうち、キッチン部分はドアで仕切るとして、少なくとも23畳の防音工事をすることになり、かなり費用が嵩むことになります。私どもにとってそんな多額な費用は現実的ではなかったため、私は最初から所謂「防音工事」ははなから除外していました。

とにかく窓は二重にしよう。最初に考えたのはそれだけでした。

我が家のリビングルームには、南側に大きな掃き出し窓がひとつと腰高の出窓がひとつ。お隣に接している西側の壁には、腰高窓(出窓)がひとつと細長い採光用の窓がひとつ。音は窓から抜けるというから、とにかく窓だ。

さて、実は私、この家を購入するときに不動産屋さんにピアノの件もお話しして、その不動産屋さんが普段取引のあるリフォーム会社に防音の見積もりを取ってもらったことがあるのです。その会社のプランは、窓は4つともインプラスの2重窓。私が自分の耳を守るために室内の音を吸音したいと要求したので、大建工業のオトカベL80をピアノの横面、それからピアノのすぐ上の部分にオトテンを施工。ただし、リフォーム会社の方によると「正直防音に関してはまったく知識がないので、これでどの程度音が防げるのかまったく分かりません」というお話でした。

なるほど。だとしたら、やはり防音を専門とする業者さんに頼んだほうがいいのかもしれない。そう思って、インターネットで自分の住んでいる市の名前と「防音工事」とで検索しました。すると「○○市の防音工事なら○○」という文字が目に飛び込んできました。防音工事に対して少しお堅いイメージがあった私には、何となくそのウェブサイトはノリが軽く、期待したのと違うなあと思いつつも、とにかくその会社に電話してみることにしました。

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