オトカベ、標準工法で施工しないの?! #2 ~防音工事 リフォーム業者とのトラブル~

防音工事(リフォーム)

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部屋のなかの反響音を抑えるために使うようにと業者さんから提案のあったオトカベ。それをオトカベの製造元である大建工業(DAIKEN)の指定する工法で施工しないとは、夢にも思っていなかった私は、社長さんにそれについて尋ねました。

念のため、我が家のオトカベ施工に使用するのがオトカベL80かどうかを確認。

私:ここで使うオトカベはL80ですよね。S3ではないんですよね。

社長さん:・・・。ちょっとカタログを持ってきますね。(大建工業のウェブサイトの「オトカベ」のトップページを印刷したものを1枚持ってきて)これです。

(そこにはピアノが置いてある部屋の写真。壁材はオトカベL80W300タイプ〈ML〉オトカベボーダーW300タイプ〈ML〉となっています。やっぱり使うのはL80みたいです。)

そこで、大建工業に問い合わせたところこの業者さんの施工の仕方は大建が指定する工法ではないばかりか、この業者さんのやり方ではオトカベの性能がほとんど引き出せないことになること、また、壁4面ともにL80を使うとピアノの音のバランスが崩れると言われたことを伝えました。

社長さん:それは大建さんのやり方です。うちはうちのやり方でやっています。

それに対して私が、オトカベの性能を期待して施工をお願いしたのだから、私は当然大建工業の指定する工法で施工してもらえると思っていたし、もしそうでないならば最初にその説明があるべきだと思う、と話すと、

社長さん:大建さんのやり方よりもうちのやり方のほうがいいから、そうしているんです。オトカベを石膏ボードに直貼りすることで多少吸音性能が落ちるかわりに壁全面に貼って、それで(吸音性能が)足りない場合はオトテンやカーペットを使いすることでいい状態を作っています。

え~そんな~‥と思った私が、本来の施工をすれば壁1面で済んだものを4面とも、しかも足りなければオトテンも・・となると、余計な金額を払っている気がするんだけれども、と話すと、

社長さん:そうなるとうちを信用するか大建さんを信用するかってことになりますね。

大建工業よりも良いやり方という根拠を尋ねると、

社長さん:お客様には満足していただいています。

そこで試しに、大建工業が指定するように壁を増して施工してもらえないかと尋ねてみると、

社長さん:それじゃオトカベは大建さんに頼んでもらったほうがいいかもしれませんね。

その後もしばらく話を続けましたが、その場でどうこうなることではなかったので、オトカベに関しては話がつくまで工事を一旦ストップして欲しいとお願いし、その日はお帰りいただきました。

とはいえ、まあ、説明がなかったのは納得いかないものの、オトカベをキャンセルするのは難しいかもしれないなぁ。だからといって効果のないものを張り巡らしても意味がないし、どこか他にオトカベを利用する方法はないものかしら。そんなことを考えつつ・・。

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