飛蚊症 ”海草ゆらゆら”のおかげで網膜裂孔を発見できた話

おしゃべり

私、飛蚊症もちです。ある日突然、目の前に黒い海草のもやもやが出現しました。

あれはちょうどピアノのレッスンをしていた最中。生徒が弾くのを横で聞いていたときに、突然左眼に黒い影が写りました。目の中にゴミが入ったな~と思って何度も瞬きをしましたが、ちっともゴミは移動してくれない。しかも、瞬きをする度に目の端で明るい光が動いて見えるのです。

レッスンが終わってふと白い壁を見ると、左眼の左半分に黒い糸が絡まったような、海草のようなものが、うようよしている。それは目を動かすたびに、まるで池のなかの水草のようにゆらゆら動きます。

怖い~! 気持ち悪い~!

ネットで調べて、どうやらそれが飛蚊症らしきことは分かりましたが、飛蚊症にはいろんな原因があるようなので、翌日早速眼科へ行きました。

一人で車で向かったので、瞳孔を開いた検査はできなかったのですが、最近は瞳孔を開かなくても7~8割程度眼底の様子を見ることのできるカメラがあるんですね。で、そのカメラで両眼とも写真を撮ってもらったところ、お医者さんからは「左眼は緑内障の疑いあり。右眼は網膜が破れているのが確認できる」と言われました。

あれれ、飛蚊症が現れてるのは左眼だけなのにぃ。

飛蚊症の原因は様々で、飛蚊症があるから必ずしも何かそこに病気が潜んでいるとは限らないらしいのですが、私の場合は近視が強く眼球が通常より長いため、その分網膜が薄くなって破れやすくなっているそうです。

そこで、右眼の網膜裂孔についてはレーザー手術することになり、左眼については瞳孔を広げてもう一度検査することに。

幸い、その翌日の検査で左眼の緑内障の疑いは晴れました。右眼は裂孔の周りをレーザーで焼いて(?)火傷状態にし、「かさぶた」状にすることによって裂孔がそれ以上広がらないようにする手術。手術自体は数分であっけなく終わりました。特に痛くもなく。

それから数日のうちに、左眼の飛蚊症が明らかに悪化しました。自分でも「何かがおかしい」という感覚がありましたので、経過観察の予約を待たずに再び眼科医院へ。そして、検査の結果、なんと左眼にも網膜裂孔が見つかりました。なんてこった。

仕方ないからその日のうちに、今度は左眼のレーザー手術。このときは前回と違って時々ズキンと痛みが走りました。後ろから看護師さんが頭を押さえていてくださったので良かったですが、そうでなければ反射的に動いてしまっていたかも。レーザー照射の回数も多かったし、途中で「もう嫌です~」と言いたくなりました(笑) 術後、先生に「今回は時々ズキンと痛かったです」と言うと「なんだ、それなら言ってくだされば~」と笑ってらっしゃいました。しまった、痛いと申告すればレーザー照射の途中にちょっとひと息入れてもらえたかも?!

術後、ドライアイがひどくなりました。これが手術と関係しているのかどうかは不明ですが、いずれにしても定期検診を兼ねてここ新しい土地でも眼科へ行かなければ。

ちなみに、右眼の手術が5月最後の日。左眼は6月の1週目。1週間のうちに2度手術したのに、2カ月にわたってしまったため、高額医療費の払戻の対象から外れてしまいました~(泣)それでもまぁ、網膜剥離に進行する前に網膜が破れているのが分かって良かったです😊

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