ご近所さんの温かさに救われる思い

リフォーム業者とのやり取りと、工事が中途半端な状態で放棄されたままになっていることによる生活の不便さに、最近少々疲れ気味。そんななか、今日はご近所さんの親切心に心が救われる思いでした。

お昼前頃、ピンポーンとインターホンが鳴りました。スクリーンにはお向かいさんの姿。急いでマスクをして表に出ると、「柿をいただいたので・・・」と綺麗な柿をくださいました。

お向かいさんには防音工事に入る前に騒音をたててしまうかもしれないからとご挨拶に伺っていたので、この時も工事の話になりました。「全然ピアノの音が聞こえないので、さすがだなあと思っていたんですよ」と仰る奥様に、実はまだ工事が完了していない旨伝えると、私がピアノを弾けずにいることを気遣ってくださいました。そして、「うちに普段使っていない電子ピアノがあるので、よろしければお貸ししますよ」と。

その後私は奥様のお言葉に甘えてお宅にお邪魔し、電子ピアノを見せていただきました。そしてなんとご主人が私の家まで電子ピアノを運んでくださいました。さらには玄関ホールで組み立て方を実演までしてくださったのです。

早速ピアノを2階に運んで組み立てて、久しぶりに鍵盤の上に手を置いてみました。鍵盤の上で指を広げる。なんて懐かしい感覚でしょう。鍵盤の感触はもちろんアコースティックピアノとは違いますが、そんなことはどうでもいいのです。とにかく鍵盤が嬉しい。黒と白の鍵盤が嬉しい。

そして何より嬉しかったのは、言うまでもなくご主人と奥様が私のことをこんなに気遣ってくださったこと。そんなお気持ちに私は救われました。突然頭の上に広がる青空が見えたような感じ。本当にありがたいです。

この土地に引っ越してきてよかった。あったかいコミュニティの一員になれて本当によかった。私も、皆さんのお役に立てるよう、できるだけのことをしようと思います。