夕飯にあさりのお味噌汁でも、と買ってきたアサリ。使うのを忘れてしまったので、塩水につけて一日置くことにしました。
今朝あさりを入れたボールをのぞくと、あれまあ皆さん、気持ちよさそうに（というのは主観）手足を伸ばしていること。（あさりには手はありませんけどね）
実は一匹、殻の割れたのが混じっていたんです。殻が割れてるんじゃもう死んじゃってるかなあ、そのままにしたら塩水が汚れちゃうかなあと思いつつ、そのまま他のと一緒に塩水につけておいたんですね。
そしたら、その殻の割れたあさりも首をぐ～んと伸ばしているではありませんか！ （あさりには首もありませんけれど） ちょっとボールを動かして刺激すると、割れて二つになったうちの一方の殻だけをキュッと閉めます。
昨日捨ててしまわなくて良かった～。自然界ではこうして殻が割れてしまうと生きていけないかもしれないけれど、ここは安全だからね。
あ、でも、今夜には食べられてしまうのね、このあさりたち。それじゃ海の中とこことどちらが安全なのか分からない。
このあさりたちが昨日から（いや、もっと前から？）何も食べていないことに気づいたので、ダシの粉をパラパラっと入れてみました。100％天然ダシ。粒はすごく小さいし、何となくこういうの、食べてそうな気がする。
おっ、あさり達に動きが・・！
と思ったら、ボールの真ん中付近にいたあさり達は、何か変な気配でも感じたのかピタッと殻を閉じてしまいました。嫌なものを与えちゃったのかな。
その後ネットで調べてみると、あさりは植物性プランクトンを餌にしているのだそうです。私が与えた飛魚ダシは、彼らにとってはご馳走でもなんでもなかったらしい。
それにしても、このあさりたち、愛知からはるばる運ばれてきたんですよ。せっかくここまで成長したのにこうして捕まえられて、挙句の果てには食べられてしまうなんてね。だからって今さらどうすることもできないけれど、これが貴重な命だったってことは、忘れずにおきます。
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