キャンドルに灯をともし、虫の音に耳を傾けながら、ゆっくりお湯につかる。毎日楽しみな夜のリラックスタイム。
今晩もまた、至福の時間を過ごしつつ・・・あったのですが、どうやら私、台所の後片付けを少し残したままリラックスタイムに入ってしまったらしい。それに気づいた夫が、親切にも食器を棚に戻してくれている音が響いてきました。
バタン、ガチャン、チャリーン、バタン・・・
いつものことですが、夫のたてる物音は少々大きいのです。聞くまいとしても一度耳につくと無意識にその音を耳が追ってしまう。外から聞こえてくる虫の音よりも、バタン、ガチャンの方に耳が集中してしまう。
結局、我儘だと知りつつ夫に声をかけました。「あとでやるから、おいといて~。こっちまで響いてくるから~」
その後、夫の物音は急に静かになりました。
ごめんよ、オット。ただ、コオロギに波長を合わせ、自分の肉体から解放されて自由になれるこの時間、私にはどうしても必要だったの。
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