フトアゴ、ルーの朝の儀式

トカゲのルー

ルーには朝の習慣があります。まず、私たちが起きて電灯をつけると寝ている場所からソロリソロリと出てきて、バスキングライトの下のレンガの上にゆ~っくりのります。

私が夫を車で駅まで送り届けて帰ってくる頃には体も適度に温まっているのか、ご機嫌な顔。

もうしばらくして体が十分温まると、突然レンガからおりて、バタバタと「外に出して~」アピールをします。そこで、ルーには申し訳ないのですが、外に出るのはもう少し待ってもらって私はケージの横でバタバタするルーをじーっと眺めて待ちます。

すると、大体決まった場所で排泄します。

フトアゴヒゲトカゲは排泄をする直前に尻尾を少し持ち上げるので、ルーがその行動をとったら私もルーをすぐにケージから出せるように準備。そしてルーがさらに少し尻尾を持ち上げて体を少し前へずらすや否や、手で下からすくって持ち上げます。そうすると、ルーがうっかり自分の尻尾や足を汚してしまうのを防げるというわけ。

これが毎朝の儀式みたいになっているのですが、フトアゴヒゲトカゲって排泄場所をある程度決めるものなのでしょうか。先代のフトアゴはまったく場所を決めていなかったし、タイミングもまちまちだったので予測がつかなかったのが、ルーは毎朝同じ場所で同じタイミングなので私は随分楽をさせてもらっています。

ケージから出たルーは、すぐさま窓際へ走って移動。そこに置いてあるコオロギのケースの前で「コオロギちょうだい」アピールをした後は、天気がよければ窓際で日向ぼっこをして一日を過ごします。曇っているときはケージの中なのでちょっと退屈そう。ごめんね、でも冬だから我慢してね、ルーさん。

毎朝のそんなルーとの時間が、私はすごく好きです。

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