防音工事の業者さんから工事を中止したとメールが届き、それに対して私から一度返事を出したものの、その後は1週間何の連絡もないままでした。その1週間の間に、私は弁護士さんの無料相談をふくめ、いろんな窓口に相談をしています。
今回のように業者さんの方から工事履行の拒絶を明示された場合は、民法542条に則って催告なしにこちらから契約を解除することができるとのことです。そして、工事を一方的に放棄したのですから、業者には原状回復の義務があると私は理解しています。
一番ショックだったのは、このような場合は催告なしにこちらから契約解除が可能で、且つ業者には原状回復の義務があるものの、それまでの工事によってこちらが利益を得ている場合は、私に工事の出来高に応じて工事代金を支払う義務もあるということでした。これは最近改正された民法によるものだそうです。
こんな形で放棄されて、私は損害を被っているだけなのに、それまでの工事代金は支払う必要があるだなんて・・・(泣) 何だか理不尽な気がして、これを受け入れるのには時間がかかりました。最終的には納得はいかないものの「諦め」の境地に達しましたが(笑)
中止したというメールから1週間後、私は工事の履行を拒絶されたため契約を解除するという旨のメールを出しました。
すると、これまで1週間何の連絡もしてこなかった業者さんから、なんと2時間後に返事がきました。
工事は一旦中断している状態 なのだそうです。
なぬ?
理由は、夫が工事について指摘するため、当初契約した工事が行えないと判断したから。また、ドアの件も 交換や直しの提案をしたが夫が断ったと。
いろいろとびっくりさせられることの多い業者さんですが、このメールにもかなり驚きました。
約束していた工事内容と施工の状態が違っていたりなどして夫がそれを指摘したことはありますが、それについては社長さんも合意したうえでその後工事を続けてもらっています。また、不良品のドアについては「塗るから」とは言われましたが、交換の提案はありませんでした。そもそも、交換を求めていたのは私です。それを提案されて断る理由はありませんよね。
口頭だと一度約束したことが数時間後にひっくり返ることがあったので、わざわざ行き違いがないようにとメールでのやりとりをお願いしたのに、書面で残るメールにすら平然と事実と異なることを書いてくるとは。
そこで、そのメールに対して社長さんからのメールに「工事を中止した」と明記されていることと、ドアの交換についての提案はなかった旨、返事をしました。
やはり2時間後に返事がきました。
工事は中止したのではなく、このままの形では揉めると思ったので、中止という形をとった のだそうです。
何だかよく分かりませんでした。
ドアについては 交換の提案はしている ともう一度言ってきました。
また、突然大工さんを引き揚げたのでまだ使っていない材料が多少置きっぱなしになっているのですが、それは 工事を継続するためにそのまま残してある のだそうです。
何だかいろいろ困ったなあ。