実家の母が大の緑茶好きで、私は子供のころから毎日緑茶を飲んで育ちました。
緑茶といえば急須に茶葉を入れて、そこにぬるめのお湯を注ぎ、茶葉が開くまでしばらく待ってから、今度は最後の一滴まで湯呑にそそぐ。この工程がお茶を飲む楽しみのひとつでもあるのですが、時と場合によっては少々面倒。飲み終えたら急須の中の茶葉も片づけなければならないし。
そんなわけで、ここのところずっと緑茶から遠のいておりました。
でも、ふと緑茶が飲みたくなることがあるんですよね。そこで今回買ってみたのがティーバッグの緑茶。
ティーバッグの緑茶、よくホテルなんかに置いてありますよね。何度か試したことがあるんですが、美味しいと思ったことが一度もなくて、実は今回もお手軽さ以外は何も期待していませんでした。
伊藤園の「お~いお茶」のティーバッグ。
お湯でしか出せないと思い込んでいましたが、パッケージを見ると冷水でも出せるみたい。マイボトルなら300mlの冷水にそのまま入れておけば、移動中にじっくり抽出されているそう。これは便利ですよね。
で、パッケージを見ていて気になったのがこれです↓
生分解性素材って??
そこで、調べてみました。生分解性素材というのは植物由来の素材で、微生物の力で水と二酸化炭素にまで分解されるものなのだそうです。つまり、このティーバッグはコンポスト対応。このままポイっとコンポストのなかに放り込めてしまうわけです。
さらに、ティーバッグのなかにはポリプロピレンやナイロンといったプラスチック素材から作られているものもあって、そこにお湯を注ぐとそれらにお湯を注ぐと、なんとマイクロプラスチックやナノプラスチックが放出されてしまうというのです。海洋生物の生態系の破壊につながると言われて問題視されているあの物質です。それをお茶と飲み物と一緒に飲んでしまうのは気持ち悪いですよね。でも、麻や紙、そしてこの生分解性素材はそんな心配がないのだそうです。
さて、ティーバッグを入れたカップにお湯を注いで待つこと30秒、数回ティーバッグを振って取り出したところ。飲んでみると、抹茶が入っているせいか味がまろやかで、なかなか美味しいじゃないですか! これまでの「ティーバッグの緑茶」のイメージががらりと変わりました。ただし、試しに2杯目をいれようとしたら、これは無理でした。お茶が出ないというより、まろやかさが消えます。あのまろやかさは抹茶によるものなのでしょうね。
これから、特に一人で緑茶をいただくときは、このティーバッグのお茶、おおいに活躍してくれそうです。
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