我が家の庭の端っこにたわわに実った獅子柚子を、今日はじめて収穫しました。
獅子柚子は、「柚子」と名前がついていますが、実際には文旦の仲間なのだそうです。ですから、実を鋏でチョキンと摘み取ったときも、柚子というよりグレープフルーツのような爽やかな香りが広がりました。
表面がゴツゴツした大きな実です。実は3週間ほど前、まだ実が青かった頃に一つだけ摘み取って半分に割ってみたことがあります。そのときは果肉がほとんどなく、全体的にパサパサで香りもありませんでした。その時は本柚子だと思い込んでいたので「この柚子、栄養が足りてなくて全然育ってないわ」とがっかりしたものです。その頃に比べると、果肉部分も随分大きく育っていました。
ネットなどの情報によると、獅子柚子の果肉はパサパサして美味しくないとありましたが、試しに食べてみると、果汁は少ないものの、さっぱりした甘味でなかなか美味しかったです。
皮と白いワタの部分を5ミリぐらいの厚さに切って、2度茹でこぼし、砂糖を加えて弱火でしばらくコトコト。味見をすると苦みを強く感じたので、少しハチミツを加えました。そうすると、甘みも十分になり、苦みも感じられなくなりました。優しく上品なお味のお茶請けになりました。
以前お住まいだった方からの贈りもの。ごちそうさまでした。
にほんブログ村