先日、地元に住む従妹からお米が送られてきました。
数カ月前、関東在住の遠い親戚から、私の地元のお米を食べてみたいと連絡があったので、JA勤めの従妹にその話をしたことがあったんです。それを覚えていてくれて、「新米が出たから」とお米を二箱送ってくれたのでした。
数カ月も前に、しかもチラッと話題にしただけなのに、こうして覚えていてくれる気持ちが嬉しい。
今回送られてきたお米には「元気つくし」という品種名が書いてありました。初めて聞いた名前です。私は18歳で地元を離れるまで近くの農家から買ったお米を食べていましたが、その頃は自分が何という品種のお米を食べていたかなんて気にしたことがなかったし、もしかしたら「元気つくし」なんて品種は当時はなかったのかもしれません。
元気つくしの新米は、あっさりした甘味のある美味しいお米でした。ああ、このお米は私の育った土地で同じようにすくすくと育ったのね~。そしてはるばるここまでやってきてくれたのねぇ。
子供の頃、従妹とはよく一緒に遊んだものでした。一番よく覚えているのが、従妹と一緒に近所のお宅のお庭にこっそり入り込んで栗を拾ったこと。そのお宅のお庭はすご~く広くて、大きな栗の木が何本も植わっていました。生垣のそばにも大きな木が一本あったので、従妹と二人で生垣の隙間から中へ入り、落ちた栗を拾っていました。
ふと顔をあげると、庭の向こうの家の縁側からそこのお宅のご主人がじーっとこちらを見てらっしゃるではありませんか!
それに気づくや否や、私はいくつか年下の従妹をぐいと前に押し出し、自分だけすたこらサッサと逃げてしまったのでした。置き去りにされてしまった幼い従妹も、もちろん私の後を追ってきましたが、私はなんとまあ無責任な従姉だったことでしょう。
まるで姉妹同様に仲良くしていた従妹とも、私が地元を離れて以来ほとんど会うことがなくなってしまいました。
大好きな従妹が送ってくれたお米。これからしばらく、美味しくいただきます。
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